
日々の業務の中で大切な「どんな職場を目指すのか」というコンセプトと、
そこに必要とされる「自主性」「行動力」等について、お話しさせていただきました。
また、学んだことを行動に移せるよう、モチベーションを上げるものです。

そして、皆さんの夢の実現に、繋がりますように。
入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.13
マンション管理士 田原事務所 田原啓次さん
【マンション管理士】
マンション管理士の仕事。
分譲マンションは、そこに居住する一人ひとりがオーナー。だが共有部分の管理や修繕等をどうするか、という話になると、法的にも複雑で、一般の人にはなかなか分かりにくい。
また、マンション購入者には管理組合への加入が義務付けられているが、築10年、15年経ち、修繕が必要になった時に、どういった形で、どこに依頼するか、総会での意見がまとまらないケースも少なくない。
そんな時は、マンション管理士の出番。主に管理組合からの依頼で、コンサルティングに入り、解決に導く。
マンション購入時に、既に管理会社が自動的に決まっているケースでは、契約内容や担当者への不満が出ることもある。
ディベロッパーがマンションを売りやすくするために修繕積立金を安く設定していたため、そもそもの長期修繕計画に無理があり、3〜5年後には積み立て金を増やさねばならないというケースも多い。
規約の改定、管理委託契約の見直し、借入の際のお手伝い、管理会社や建築事務所、金融機関とのコーディネート等、マンション管理士の仕事の幅は広い。

アパレル、ビルメンテナンス、幅広い経験を活かして。
広島県大竹市生まれ。
地元の大学を卒業後、レナウンに就職し広島に勤務。担当したのは婦人服の仕入れ。展示会への出店など出張も多く、原宿や渋谷にもよく出掛けた。25年間勤務したが、会社の業績不振のため希望退職。45歳の時だった。
再就職先は、ビルメンテナンス会社。管理部長として人事や人材育成に尽力し、ビルメンテナンス業界の幅広い知識を得た。
7年後、いったん退職して2年間務めたマンション管理会社では、若い社員に交じってマンション管理業務を経験。
「若い女性が消防設備士の資格をもっていたり、若いのに、いろんな仕事をしながら建築物環境衛生管理技術者の資格を取ったりと、ほんとみんな、よくやるんですよ」
と、田原さんの言葉に力が入る。
若い人たちから、たくさん刺激をもらったというその頃、管理会社のフロントを担い、細かいやりとり等、その大変さを実感した。
その後(現在も)ビルメンテナンス会社の顧問を務めながら、2013年4月、独立。
2014年1月より、SO@Rビジネスポートに入居した。

知識のある人も、無い人も、様々な人を繋ぐ力。
様々な相談を解決するマンション管理士の仕事は、マンションに関する知識のみならず、幅広い知識と経験が求められる。
総会開催のアナウンスの手伝いや、その必要性を説明する広報活動のほか、会計のプロや建築士事務所など専門家との調整、契約に関する知識、また、住居人とのコミュニケーション能力や総会の方向性を導くファシリテーション力も必要だ。
築30年を超えるマンションで、大規模修繕工事が行われ無いままに老朽化したため、修繕に向け建築会社との修繕工事契約を結ぶ手伝いをしたこともある。居住者のかたには、多数決をとるルールにも不慣れなかたから、知識のあるかたまでさまざま。反対者も居る。そんな全ての人に、分かりやすく伝え、理解を促し、契約締結まで導くのは、至難の業。
また、お金の出入りを計算し、どこまでの修繕をするかの計画を立てるのは、会社経営とも似ている。
誰にでもできることではない。
「でも、面白いですよ」
と、田原さん。
「真剣に相談に来られるかたが、ちょっとでもヒントを得て、ほっとする顔になるのが、何より嬉しい」
そんな田原さんだからこそ、信頼され、任される仕事なのだと、取材をとおし、感じた。
「奥さんとの買い物も楽しい」という愛妻家。
子どもの頃は、おとなしくて引っ込み思案。人前に出るのも嫌だったというが、
「中高を男子校に入って変わった」
のだとか。
奥さまと買い物にも行くし、家族旅行は毎年行く。
本人曰く、執着はせず淡々とするタイプなので、現在25歳と28歳のお子さんに対しても、厳しく言わず淡々と接してきたというが、目の前の田原さんからは、芯がありながら人に合わせる柔軟さが感じられる。
趣味はサッカー。大学時代から、40代までは広島の社会人クラブでずっとプレイしていた。今は、サンフレッチェの年間指定席で応援するのが楽しみとなったが、プレイヤー時代の同級生とそこで会えるのもまた嬉しい。
27歳の頃からは、知人のヨットでレースにも出た。
「海の上、強い風の中でリフレッシュできる」
と、田原さん。
今後は、
「研修会等も開催し、積極的に情報発信をしていく」
田原さんの意気込みを感じた。

インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来千鶴
人肌感覚のクリエイティブ共同オフィスSO@Rビジネスポートでは入居者限定のランチ会、「SO@ランチ(そあらんち)」を月に1〜2度のペースで開催しております。各自お弁当を持ったり、デリバリーなどでお取り寄せをしたりして、みんなでランチを食べながら交流を深めようという催しです。
今回は、ソアラスタッフの大のお気に入り、久田屋さんの天むす弁当をお取り寄せしました。

かわいらしいぷりぷりの天むすが5つ。
お米屋さんのお弁当だけあって、おむすびの味は格別です。広島を訪れる芸能人から楽屋弁当はこれ!というリクエストが多いそうとのうわさも納得できるお味です♪
まずは初参加のかたのご紹介から。

昨年の1月より入居されており、今回ようやく参加が実現しました。。
溶接関連のお仕事をされています。
続いて、広島県針工業協同組合の井盛さん。

2月より入居いただきました。
広島に針の製造メーカーさんがたくさんあるのをご存知ですか?広島でつくられる針は世界的にも認められている品質があるのです。広島で特色ある針を製造されている各組合企業の連携を深める組合の事務をされています。

播磨さんは、創業支援制度Let's begin!支援対象者メンバー。
英語の語学力活かし、外国人観光客を対象としたビジネスをされています。
食事を挟んで、入居メンバーさんからの近況報告やお知らせタイム。

今回も楽しいランチタイムとなりました。
(文:マイマイ@ソアラサービス)
入居者紹介「Gorai’インタビュー」vol.12
加茂川啓明電機株式会社 中国営業所 長岡宣洋さん
【自然エネルギー等による発電事業とその管理・運営、電気の供給・販売等に関する業務】
太陽光発電システム拡販のため、広島に赴任。
加茂川啓明電機株式会社の本社は大阪。創業は1945年。
製品の設計・開発、電気・プラント工事、メンテナンスを主業務とする技術商社である。
某ハウスメーカーとの太陽光発電システム販売の業務提携が決まったのを機に、2013年4月に、中国営業所をここ「SO@Rビジネスポート」に新設。長岡さんが赴任した。
2012年に、再生可能エネルギー特別措置法による電力買取制度が施行されて以来、誰でも、太陽光発電した電力をすべて売電できるようになった。
農業遊休地をもっている個人や、工場のように大きな屋根がある企業などが太陽光発電システムを設置すれば、発電した電気を電力会社に売って得られる額は少なくない。
ビジネスチャンスがそこにある。
某ハウスメーカーの顧客のもとへ出向き、この太陽光発電システムを販売するのが、長岡さんの主な仕事。
昨日も、山口の農家に出向き、田んぼにソーラーパネルを設置する提案をしてきた。今日はこれから岡山。明日は島根、次は鳥取、山口と駆け巡り、車の走行距離はこの5か月間で22,000km。
「次々と契約が決まるので、楽しいし、面白い!」
と、乗りに乗っている。
新規事業を担い続けて。
長岡さんの出身は、兵庫県。
3歳から芦屋に暮らし、大学卒業後、加茂川啓明電機株式会社に入社した。
創業69年という老舗の企業だが、現社長の先見的な発想から、化粧品、車の部品、フライヤーの販売など様々な事業に参入。
長岡さんは、入社以来10年間沢山の新規事業に携わってきた。ネットショップを立ち上げ、楽天の店長も経験したという。
「様々な商品を取り扱いし過ぎて1つのプロに成れない」
と言う長岡さんだが、まんざらではなさそう。
中国営業所立ち上げの4月からの上半期、太陽光発電システムの営業成績は、なんと全国トップ!
「学生時代は、スノボやサーフィン、ゴルフetcと、よく遊んだ」
という長岡さんだが、そんないろんな経験が魅力となり今の仕事に生きているのだろうと、話していて感じた。

好きな歴史上の人物は、三国志の曹操。
三国志の曹操と聞くと、非道なイメージがあるかもしれないが、
「絶対に、やり遂げる力」
に惹かれるという。「武力」と「知力」の両方を兼ね備えた曹操の完璧な姿が好きなのだそうだ。
そんな長岡さん。
「単なる情報発信のための会議なら、必要無い」
と、本社の会議でも(たとえ社長が居ても)言いたいことは言う。
営業先では、
「まんべんなく全体に」
というやり方はせず、
「好きな人に積極的に」
と、ハッキリしている。
是非はあるかもしれないが、そんな付き合いから生まれる信頼関係は、きっと深く強いに違いない。

実は、学生の頃から、いつかは起業したいと思っている。
しかしその前に
「ちゃんと会社に恩返ししてから」
と律儀。
太陽光発電システムの需要は、ここ1年がピークとなるはず。このタイミングを掴んで全国で盛り上げ、しっかり稼ぐ。その後は、新築住宅へ拡げ、エネルギー管理システムで更に売上を伸ばすのだという。
同社が扱っているのは、三菱電機の太陽光発電システム。
三菱電機という会社は「品質」はもちろん「技術」にこだわるのが特徴だという。この「技術力」にこだわるところが、長岡さんが同社を「好きな理由」なのだとか。
“言いたいことを言う”長岡さんが好きだという会社のシステムである。きっと売上は益々、好調に違いない。
インタビュアー : (株)ソアラサービス 代表取締役社長 牛来千鶴